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ことばの教育からのお知らせ、イベント案内など最新情報をお伝えします

一般社団法人ことばの教育 入会のお誘い

kotoba-edu

2022年9月7日

入会案内です。

 今回の総会後に理事による情報交換会が行われました。

情報交換会の話題ですが、大津代表理事がいいずな書店の言語時評に掲載した記事に基づいています。まだご覧でない方はこちらからどうぞ。

https://www.iizuna-shoten.com/column_book/gengokyouikujihyo-10/

 大津代表理事が取り上げた文科省のアクションプランには当然英語教育について記述がありました。私は英語科教員なので、現場が気になりました。弊法人の理事・賛助会員には現役の先生方がいらっしゃって、新学習指導要領実施後の小学校から中学校1年生にかけての橋渡しがうまくいっていないとおっしゃっていました。小学校5・6年生で英語が教科となり、評価の対象となりました。そしてけっこうな量の英単語が教えられ、英語を実際に使ってみる練習が行われていますが、やはり消化不良の子どもは出てきます。消化不良のまま中学1年生に入学してきますが、中学1年生でも教えることが多く、小学校の内容を復習する暇がないのです。私の学校では英語嫌いが増えているという印象はありませんが、中学校1年生にはより丁寧な対応をしています。子供たちが初めて英語を学ぶように授業中にこれまでの復習を入れています。一方で、帰国生や英語学習が進んでいる子供たちにはややレベルの高い授業を用意しています。「やや」ところに慎重さが込められています。英語でコミュニケーションがとれるからと言って、いきなり高いレベルのリーディング教材を与えるわけにはいきません。精神発達も考慮しなければないからです。それでも英語で苦労する子供たちはいます。勉強は苦しいだけものという印象を持って学校生活を過ごさないようにしてあげたいと思います。アクションプランには4技能を評価する大学入試問題の作成について言及がありました。現在、私は高校3年生専門の教員なのですが、共通テスト導入時と同じような問題が起こりそうでモヤモヤしています。日本の大学入試と英語も永遠のテーマのように思います。さらに、新指導要領導入後の高校の国語教育にも問題があるようです。会終了後に、私は言語教育には問題が山積ということを再確認しました。

 私のこの文を読んで、同じような問題意識をお持ちの方は是非、一般社団法人ことばの教育の会員になっていただけませんか。歩みは遅いかもしれませんが、共に考えて行きましょう。

https://www.kotoba1.com/join

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