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ふたたび、理論言語学講座 

更新日:2020年3月20日


【追記】申し込みの締め切りは5月7日ですが、余裕のある課目についてはその後の申し込みも可能です。 先日お知らせしましたように、東京言語研究所理論言語学講座のガイダンスが来週の日曜日5月11日に開催されます。 http://www.tokyo-gengo.gr.jp/pdf/2014riron_youkou.pdf

わたくしの担当する生成文法Ⅰ(入門)については、前回同課目を担当したときとほぼ同数の受講申し込みがあり、うれしい限りです。

今年度のポスターをご覧になるとおわかりになるように、今年度もすばらしい講師陣を揃え、魅力的な講義内容で、みなさんを理論言語学の世界に誘います。

最近は、生成文法にしても、認知言語学にしても、入門課目でひとわたりのことを身につけると、そこから先は深く入り込まないと決め込んでいる受講生が多いように感じます。でも、理論研究のほんとうのおもしろさは入門課目で身につけたところを理論的武器に、自分でことばの世界へ斬り込んでいくところにあります。その意味では、入門課目で終わりにしてしまうのはとてももったいない。ぜひもう一頑張りして、理論言語学の楽しさを味わってください。

もう一つ、最近の傾向として、ある特定の領域のことしか関心がないという受講生が増えているように感じます。東京言語研究所の創始者である服部四郎先生が理論言語学講座に「卒業」規定を導入されたのは偏った履修ではなく、理論言語学の世界を広く探る体験をしてほしいという強いメッセージであったと理解しています。意味の世界に関心がある人が音声・音韻の世界に無関心でいていいはずはありません。言語獲得に興味を持った人であれば、言語の歴史にも興味が湧くはずです。

東京言語研究所はまもなく50周年を迎えます。世界中を見渡しても、充実した講座を、それだけの長きにわたって提供し続けたということはきわめて珍しいと思います。ぜひこの機会をご活用ください。

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