ゼミ旅行2015

最終更新: 3月20日

ことしのゼミ旅行も信濃追分にある森の家で行いました。8月26日、27日の両日、3年生の現役ゼミ生、院生、明海大学で教頭長期研修中の須田俊弥先生、それに、一日目の講義をお願いした早稲田大学の福澤一吉教授、それにわたくしという顔ぶれで、総勢12名の合宿となりました。

一日目の講義は「論証とは何か」というタイトルでの講義です。福澤さんは神経心理学の研究者ですが、『議論のレッスン』(NHK生活人新書)の著者としても有名です。今回は『議論のレッスン』でも大きく扱われているスティーヴン・トゥールミン Stephen Edelston Toulminによる論証モデルをわかりやすく解説してくださいました。演習を挟みながらの3時間はとても充実したものになりました。 講義のあとは、夕食兼呑み会です。例年どおり、森の家の夕食はゼミ旅行バージョンの鉄板焼きです。牛肉、豚肉、鶏肉の肉類に加え、新鮮な野菜が用意されています。量も豊富に用意してくれたので、若者のおなかも十分に満足したものと思います。今回の酒類は焼酎類が充実していました。加えて、この3月まで明海大学で2年間の研修をなさった矢持昌也先生が須田先生に託してくださった神谷バーのデンキ・ブランをおいしく、楽しくいただきました。


これまた例年どおり、花火あり、語らいありの時間を過ごし、12時少し前にそれぞれの部屋に戻りました。

二日目は午前8時からの朝食でスタートです。新鮮な牛乳と珈琲、手作りのパン、新鮮なトマト、レタス、キュウリ、それにオムレツとスープという、とてもすてきな朝食です。前夜、わたくしと張り合って(10年早い!)焼酎をたくさん呑んだJoe Tabolt院生が眠そうな顔でやってきました。 朝食後は9時から11時30分まで院生の研究発表です。去年と同じ顔触れになりましたが、Joe Tabolt院生と庭山恵太院生が発表しました。Joeの発表は修士論文でもとりあげたWill you…?、Can you…?、Would you…?、Could you…?の英語話者の使い分けについての発表でしたが、発表内容も、発表の仕方も昨年と比べ、大きな進歩が見られました。庭山の発表はインドネシアの言語教育政策についてのものでした。学部生時代からインドネシアに関心を寄せている庭山の発表の導入部分はとてもわかりやすく、聴いている者にとって、情報豊かなものでした。後半はインドネシアの言語(教育)政策を今後どのように展開すべきか、どのようにすれば質の良い教育が実現できるのかに関する考察でしたが、この部分はまだ十分に練られておらず、今後の課題として残りました。

Joeの発表に対しても、庭山の発表に対しても、学部生も含め、多くの質問やコメントが出され、知的にとても愉快な時間でした。

これでゼミ旅行の公式行事はすべて終わりました。と言っても、まだまだ終わりではありません。Joeの発表を聴いた後、宿を後にした福澤さん以外の全員で、旧中山道ぞいにある「きこり」という蕎麦屋さんへ出かけました。毎年、席を確保するのに苦労するのですが、ことしは運よく、11人分の席をすぐにとることができました。信州のそばに、温めの燗酒、あてとして、そば味噌焼き、牛すじ煮込み、揚げ出し豆腐、さしみこんにゃく、漬け物というほぼ例年通りのラインアップで、これまた楽しいひと時を過ごしました。

昨年に倣い、おみやげに1合瓶を2本ほど買い求めて、ほろ酔い気分で散策です。シャーロック・ホームズの像(なぜ信濃追分にシャーロック・ホームズ?とお思いのかたも多いでしょう。像のそばに「翻訳家の延原謙が追分でシャーロック・ホームズの物語を全訳したのにちなんでこの地を選び、ホームズ登場100周年を記念して有志一同が建てた」とありました)、洞宗泉洞寺のカーリング地蔵、追分神社の芭蕉の句碑などに立ち寄り、ほろ酔い気分で信濃追分駅へ向かいました。

最後は院生二人と須田さん、そして、わたくしの4人になりましたので、そよ風にあたりながら、ビールとピザトーストで合宿の締めをいたしました。

いろいろな力を得た二日間でした。

(掲載した写真は安西正輝ゼミ生が撮ったものです。)

#ゼミ

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