「英語に夢中—中国13億人の熱狂」
元日午後9時10分から10時まで、NHK BS1で標記の番組が放映されます。北京オリンピックを控えた中国の英語ブームをとりあげたドキュメンタリーのようです。おとそ気分にはうってつけかもしれません。
以下、NHKのウェッブサイトからの引用です。
— BS世界のドキュメンタリー シリーズ ハッピー・ニュー・“ユーモア” 1月1日(木)~1月3日(土)BS1 午後9:10~10:00 1月1日(木) ●英語に夢中!~中国13億人の熱狂~ 北京五輪を控えた中国では、前代未聞の英語ブームが起きていた。番組は北京のタクシー運転手、オリンピックのボランティアを志願した老人、また中国で今 大人気のカリスマ英語伝道師などに密着。国民が一丸となって英語を猛特訓し、国際的な大舞台である五輪を支えようとする様子を楽しく描いている。 北京のタクシー運転手の一日は、ラジオの英語放送を聞くことから始まる。英語の試験に受からなければ、オリンピック期間中 運転することができないからだ。外国人観光客を乗せたときは、このときとばかりに覚えたての英語を試してみる。しかし半分ぐらいしか通じず、客の諦めたような表情を見て、気持ちは焦るばかりだ。 オリンピックのボランティアを志願した70代の男性は、同世代の仲間とともに英語の猛特訓を受けている。道行く外国人をつかまえては英語で話しかけ、体の調子が悪いときにもわざわざ英語ができる医師に診てもらうほどの熱心さだ。男性は、やがて故宮博物院の英語ガイド試験にも挑戦。応募者が1000人に上るなか、見事合格を勝ち取る。 英語熱に沸く中国で、英語の伝道師とも言うべき男性がいる。そのユニークな指導法は、とにかく英語を大声で叫び続けること。羞恥心を捨てさせ、英語習得への意欲を目覚めさせるのが目的だ。彼は各地で講演や強化合宿を行い、1回の参加者は1万人にも上る。大学の授業料を合宿費用にあてる人や、家族に費用を捻出してもらって参加する若者もいる。 一方、北京では街で使われている英語の間違い探しを行う人物がいた。中国政府の要請を受けたこの大学講師は、看板や標識だけでなく、レストランのメニューや京劇の英語字幕にいたるまで、目に留まったものについては何でも報告する。街にはつづりや語順の間違いだけでなく、“豆と腸の爆発物の炒め物”といった、思わず苦笑するような英語の表現があふれていた。
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