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利益相反 国語記述式問題への対応本

更新日:2020年3月20日



商品内容については「国語記述式問題のねらいとは何か問題の特徴は何かを解説するとともに、問題例と解答例を示すことで,新時代の国語教育と大学入試に対する教師・生徒・保護者等の疑問や不安に応える。CD-ROM付き(解答用紙PDFデータ)」とあります。

構成は次のように書かれています。


第一章 大学入学共通テスト国語記述式問題とは何か


第二章 国語記述式問題例


第三章 解答と解説/学びへの指針


第四章 高校国語の授業はどう変わるのか


第五章 初歩からの論理的思考トレーニング

https://www.kyoiku-shuppan.co.jp/book/book/cate5/cate509/post-61.html

上の概略目次だけを見ても、かなり懇切丁寧な解説が書かれていることが予想できます。現在、品薄状態になっているようですが、できれば、現物を入手しようと考えています。

版元はこの例題集の編著者や執筆者が入試共通テストに関わっていたことを知らなかったという報道もあるようですが、ここまであからさまな利益相反の例は聞いたことがありません。

しかし、利益相反の問題は英語の場合にもあてはまることはすでに多くの人たちが指摘しているところです。民間試験の開発者や関係者が民間試験導入について議する委員会で重要な役割を果たしていたのはその際たるものです。さらに言えば、民間試験の実施主体がその試験のための指南本や問題集を出版することは稀ではなく、そのような組織に大学入試の一端を任せてよいのかという、より根本的な問題もあります。

どう考えてもおかしなことばかりが明らかになっていきます。この機会にこの状況からの脱却を推し進めるべく、力を結集する必要があります。



#国語教育英語教育言語教育

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