ゼミ生の山下さんが、昨年の多言語災害情報発信セミナーに参加し、その報告記事を書いてくれました。本人の許可を得て、その要約をここに転載いたします。 — 12月8日、9日の二日間、私は神戸のJICA兵庫で「ICTふるさと元気事業」多言語災害情報発信セミナーに参加した。 このセミナーは、災害時において、地域ラジオ局の果たす役割を知ってもらうことと、多様化する日本社会の中で生きる外国人の救済をいかに行うか、の2つを目的に行っている。 1つめの地域ラジオの果たす役割については、今後に向け普段聞いていない人もリスナーになるように努力をし、また、職員全員が災害時に報道の戦力にならなくてはならないとした。 2つめの問いに対しては、参加者が全員参加のワークショップ形式で意見を交換しあった。DMAMという多言語音声素材を使った番組を作成し、その存在を外国人に広めるため、地域住民と外国人が密接な関係を築きあげる必要があると結論づけた。 今回の体験を機に、様々な地域から集まった人たちと討論を行い、日本中につながりができたことも大変うれしかった。そして、ますますグローバリゼーションが深化していく中で、私たちの外国人に対する意識のあり方は想像以上に深刻な問題であると改めて感じた。
(山下葉月)
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