大津研究室の訪問講師、渡辺香代子です。
からは「なるほど。」という声が聞こえてきました。日頃、無意識に使っている日本語から、“ことば”の世界へアプローチを体験しましたが、この後、英語における類推(analogy)や格(Case System)、語順のかき混ぜ(scrambling)などについて話が進んでいきました。最後に県の指導主事の先生からの謝辞で「先生方の頭の中も“scrambling”!?」との話がありましたが、まさに、認知科学のアカデミックな世界に浸かった90分間でした。
英語に携わる先生方にとって、母語である日本語を含めた“ことば”について、深く考えさせられた講演であったと思います。教師が“ことば”を大切に思い、豊かな言語環境を作りながら、子ども達と“ことば”とを結びつけることは、“ことば”を大切にする子どもを育てることにつながるように思います。“ことば”を大切にする子ども達が育てば、少なくとも今、教育現場で問題になっているいじめの問題は減るように思いますし、たとえ起きてしまったとしても“ことば”によって自分たちで解決できる子ども達が育ってくれると思います。
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