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大阪大学大学院人文学研究科創設記念式典での祝辞

執筆者の写真: 大津由紀雄大津由紀雄

大阪大学大学院には(歴史的諸事情から)「文学研究科」と「言語文化研究科」という2つの研究科が存在していましたが、この4月に「教育体制を時代に即してバージョンアップし、文系・理系の分断を超えて、大阪大学の諸学の基礎となり、今日のグローバル社会を支えていく「新しい人文学」を構築」(同研究科パンフレット)すべく、人文学研究科が創設されました。昨日、2022年9月9日に大阪大学会館講堂でその創設記念式典が行われました。


宮本陽一同研究科長から依頼を受けましたので、その式典に参列し、祝辞を述べました。5分程度の割り当て時間でしたので、深く突っ込んだ議論はしていませんが、「領域横断」的研究・教育の(ちょっと間違えると「めんどうくささ」になってしまう)「奥深さ」が伝わるように心がけたつもりです。その意味で一般性もあるかと思いますので、ここに公開いたします。


なお、同研究科の基盤にある重要概念の一つとして「学林」があります。この3月まで総長補佐としてこの研究科の創設に深くかかわった金水敏さんの発案である、この概念は検討に値する興味深いものと思います。


「領域横断」というのはまさに「言うは易く行うは難し」の難事です。研究科長の宮本陽一さんをはじめ、関係の皆さんのご健闘をお祈りします。負けないで!










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