先日、大津研究室院生だった小町将之さんの博士論文審査会が行われ、審査の結果、見事合格となりました!
小町さんの博士論文は、言語学と教育学をつなげ、相互に影響し合える土台の役割を担うのではないかと感じました。論文の内容は、英語のwh疑問文についての考察をまじえながら、「刺激の貧困」の状況を教育そのものに当てはめ、新しい教育モデルの提案を試みるものであり、言語学、教育学の両方の視点から見て非常に斬新な内容でした。それゆえに、今後様々な観点から議論が起こることが期待されます。
このような新たな教育モデルを提案することは、言語理論研究の発展への寄与のみならず、教育学研究においてこれまで当たり前とされてきた教育観に疑問を投げかけ、教育研究の方向性について、これまでにない生産的な示唆を与えるものだと思います。
審査終了後は近くの居酒屋でお祝い会を行いました。残念ながら小町さんを泣かせることはできませんでしたが、いろいろな方々がお祝いに駆けつけ、とても楽しい会になりました!
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