2008年9月13、14日に名古屋大学で第9回日本認知言語学会が開かれます。たぶん14日の午後に なると思いますが、シンポジウム「認知言語学の基本理念を再考する—〈外〉との対話を通して」が あり、わたくしも登壇者の一人として参加します。いうまでもなく、「〈外〉」の代表とされる、 生成文法の立場からの登壇です。わたくしの演題は「生成文法研究者から見た「言語獲得の 用例基盤モデル」」です。
主宰者は野村益寛さん(「事件は現場で起きている—使用依拠モデルからみた〈意味〉と 〈言語習得〉」)、他の登壇者は白井賢一郎さん(「形式意味論と認知言語学—ある著名な 形式意味論研究者の「回想」より—」)と加藤重広さん(「語用論から認知言語学を見る」)です。
せっかく「対話」という生産的なことばをシンポジウムのタイトルに選んでくれたのですから、 生産的な話をしようと思いますが、あまり和気あいあいというのも趣味ではないので、 用例基盤モデルUsage-Based Modelと言われるものが身の程知らずの主張をしていると いうことをはっきりと論じたいと思っています。
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