5月から始まる理論言語学講座の課目紹介などがあります。また、今回は池上嘉彦先生による「言語研究の面白さ」のミニ講演も無料で視聴できます。
日時:4月24日(土)10:00-11:45
(リアルタイムの視聴のみ)
今年度、わたくしは前期の水曜日に「言語心理学(入門)」を講じます。総説の後、言語獲得と言語理解についてわかりやすくお話しします。言語学、心理学などについての予備知識は前提としません。今回はリモート形式になりますので、遠隔からの受講も可能です。興味のある方はぜひ受講してください。
【講義概要】
認知科学の一分野としての言語心理学へ誘うことを目的とした講義です。言語心理学の全体像について解説した後、言語獲得と言語理解について、その意義、研究方法、これまでの研究成果、研究の現状、今後の課題などについて、できるだけわかりやすく説明します。毎回、講義後に「講義メモ」を配布します。また、進んだ探求を求める受講者のためには関連論文を配布します。
言語獲得について: まわりの人たちが話すことばを模倣し、ときに、間違いを指摘されながら、母語を身につけていくイメージだけで子どもの言語獲得を捉えていると、大切な本質を見逃してしまうことになります。この機会に、言語獲得の奥深さを実感してみませんか。
言語理解について: 「たけしからプレゼントをもらった静香からプレゼントをもらった和也からプレゼントをもらった泰子からプレゼントをもらった道雄からプレゼントをもらったたけし」はやたらと長い表現ですが、みんなが幸せになったことはすぐわかります。でも、「坊主が屏風に坊主が屏風に描いた坊主が屏風に描いた坊主が屏風に描いた坊主を描いた」と耳にしたら、どんな状況が思い描けますか。そこで、言語理解の仕組みを探ってみましょう。
理論言語学講座全体についての案内については https://www.tokyo-gengo.gr.jp/の該当箇所を、オンラインガイダンス申し込みについては https://bit.ly/3dzdgsu を参照してください。
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