Susan Fischer先生の講義

最終更新: 3月20日


11月1日、言語獲得や手話の研究領域でご活躍なさっているスーザン・フィッシャー(Susan Fischer)先生が研究室にお越しくださり、私たちのために講義をしてくださいました。


“Historical perspectives on sign languages”というテーマで、手話について知識のほとんどない私たちでも理解できるように、大変わかりやすくお話しくださいました。特に講義の中で印象に残っていることをご報告いたします。


 手話に関する誤解として、「『手』話」というと、手や指、腕を使う動作ばかりを用いてやりとりをするものと思いがちですが、手話では、視線・眉の動き・あごの出し引きなども重要な表現の手段となっています。そしてこのことが、(ひょっとすると音声言語以上に)豊かな言語表現を可能にしている重要な要因でもあります。


手話が自然言語であることから、当然言語変化も生じますが、ここで興味深いのは、音声言語では例えば,発音しづらい単語は発音しやすいように変化するのに対し、手話では手や指の動きが相手に見えづらかったり、動きがスムーズに行かなかったりして、表しにくい単語は表しやすいように変化するということです。また、日本語において「果物」というより「フルーツ」ということが多くなったように、日本手話においても世代間で使う語彙が異なってきます。


他にも、指文字の機能や話し言葉・書き言葉との関わりなど、手話の持つ性質や特徴について様々なことを教えていただきましたが、講義の後、改めて認識したことは、手話は体系的な文法構造を持った自然言語であり、パントマイムやジェスチャーとは完全に異なる、ということです。もちろん音声言語と同じく、創造的で豊かな側面を持っています。このような点からも、手話は音声言語と同等なものであるということに対する理解がさらに深まりました。


講義の後は、フィッシャー先生と一緒に、みんなで近くの居酒屋に行き、食事をしながら楽しい時間を過ごしました。食事の後、フィッシャー先生も一緒にカラオケに行ったのですが、ビートルズやローリングストーンズというロックナンバーを迷わず選択し、クールに歌い上げていらっしゃる姿がとてもかっこよかったです!


フィッシャー先生、大変貴重なお話と、素敵な歌を聴かせてくださいまして、本当にありがとうございました。研究室一同、心より感謝申し上げます。








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