William Rutherfordの新著

最終更新: 3月21日


第二言語獲得や言語教育関係の著作でおなじみの方も多いと思いますが、USCのWilliam Rutherfordの新著が出版されました。わたくしはこの本の原稿を、昨年夏、慶應に招聘したSharon Kleinさんからいただき、この本の出版を大いに楽しみにしていました。

Whys and therefores: a rational look at the English language (Equinox)という題名の本で、先生と学生の対話形式になっています。先生との対話を通して、学生はじぶんが持つ母語の知識に目を開かれていくという筋書きです。そう、ソクラテス方式ですよね。

この本、CD-ROMが用意されていて、対話を音声で聴くことができます。幸いなことに、(さすがにダウンロードはできませんが)つぎのサイトでこの音声を聴くことができます。 http://docs.equinoxpub.com/whys_and_therefores.html 2人の対話(話しぶり)がもう少し自然であったら、もっとよかったと思いますが、高望みしすぎなのかもしれません。

この本はいろいろな使い方ができると思います。英語の先生が言語学的視点から英文法を復習しようとするためにはとてもよいと思います。地の文の英語もわかりやすく、簡潔ですので、学部レベルでの英語学入門とか、英語学概論の一部として使うのも悪くないと思います。

そして、この本で身につけた、ものの見方で、母語である日本語について考えてみれば、さらに得るところが多くなります。

本の裏には、早稲田大学理工学部の片田房さんの推薦文が掲載されています。本体のAcknowledgementsを読むと、片田さんが注釈を加えた「日本版」教科書も出版されるようです。なお、Amazon.co.jpでは2,120円で販売しています。

お勧めの一書です。

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