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執筆者の写真大津由紀雄

江利川春雄さんの最終講義


3月28日(日曜日)の午後、和歌山大学教授の江利川春雄さんの最終講義が行われました。タイトルは「英語教育における協同学習の意義・方法・課題」で、講義会場には少数の「ゼミ生」が集まり、他はオンライン参加というハイブリッド方式が採られました。



午後2時に始まった講義はおよそ90分、そのあと、ゼミ生(旧ゼミ生を含む)からのビデオレター、お嬢さん(長女)からのスピーチと続き、そのあと、ディスカッションの時間が設けられました。中締めになったのが4時近くでした。さらに、そのあと、懇談の時間へと進み、名残惜しくも散会となったときには午後5時になっていました。


コロナ状況のため、普段の講義もオンライン形態を強いられることが多かった今年度ですが、今回採用されたハイプリッド方式はとてもよかったと思います。この方式ですと、聴衆の反応が講義者にもわかりやすく、また、講義者が対面参加者に語り掛けたりすることもできます。さらには、聴衆の生拍手も効果的で、オンライン参加者もその場にいるような気分になるこ


とができます。全体として、講義者にも、聴衆者にも益するところが多く、講義に生き生き感をもたらしてくれたと思います。


もう1つ、今回の最終講義は手作り感が強く、江利川さんのお人柄が自然に浮き出しになりました。京都外国語大学教授の相川真佐夫さんの司会は常に控えめでありながら、必要なかじ取りをじつに落ち着いてなさっていて、参加者が江利川さんの講義に酔いしれることができました。また、ゼミ生をはじめ、今回の最終講義の準備に尽力された方々のご苦労にも感謝したいと思います。ことに、ゼミ生からのビデオレターとお嬢さんのスピーチは感動的で、こちらが泣かされそうになりました。


講義の内容などについては、いいずな書店の「言語教育時評」に書きましたので、よろしければ、そちらもお読みください。


江利川さん、お疲れさま。しかし、これで気を緩めることなく、これまでどおりのエネルギッシュな活動を続けてください。


(お写真は江利川さんのFacebookから拝借しました。)


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