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のしろ日本語学習会

更新日:2020年3月21日


20日からきのう22日までの3日間、能代へ行ってきました。能代というと、秋田杉、田臥に代表されるバスケット、五能線など、いろいろな連想があるかと思いますが、今回の旅の目的は北川裕子さんが主宰する「のしろ日本語学習会」の活動を見せてもらうためです。

のしろ日本語学習会については以下のサイトをご覧いただきたいのですが、 http://njsl016.web.fc2.com/index.html そこに掲げられている活動概要にはつぎのように記されています。

秋田県能代市において、1991年より中国帰国者支援を開始、1993年からは能代市及び隣接する町村に在住する外国籍住民など日本語を第一言語(母語)としない人々に対する日本語学習支援と生活支援を行っている市民ボランティア団体。 ただ、上の概要だけを読むと、「ああ、日本に来た外人さんたちの支援をしようとする善意の人たちのグループね」と受け止められてしまう危険があるように思います。北川さんは外国から秋田にやってきた人たちに秋田に根づいてほしいという強い思いを持っています。「国際交流」ということばはあまり好きでないと言います。国同士ではなく、「人間同士の交流」なんだと言います。だから、学習会に参加したいという人がやってくると、北川さんはまずその家を訪ねます。そして、活動の意味を伝え、一家全体の理解が得られてはじめて、参加を認めます。

今回の旅は国立国語研究所の野山広さんのお世話で実現しました。野山さんは北川さんたちの活動をずっと支援していて、今回の目的の1つは経年聞き取り調査です。現地に残っている野山さんはいまごろ、その調査の真っ最中でしょう。

今回の旅には佐賀大学の横溝紳一郎さんも参加してくださいました。せっかく、3人が揃ったのだからということで、こんな講演会+座談会も開きました。 http://njsl016.blog104.fc2.com/

【追記(12/25/11):この会の模様を垣間見るにはつぎのブログが便利です。 http://blog.goo.ne.jp/supportnavi/e/f438cefad447b6d9ebbb5e55794eeea2

こう書いてくると、仕事だらけの3日間のように聞こえますが、もちろん、そんなことはありません。「能代へ行ったら、ここに行け」と多くの人が言う、居酒屋べらぼう(食してよし、呑んでよし。気分、最高です)、生のギター演奏をしてもらって歌が歌えるカラオケパブ バラード、能代の文化的財産旧金勇、火力発電所の余熱を利用した熱帯植物園、ねぶた展示場(と案内してくれたきれいなお姉さん)、はまなす展望台、そして、五能線などなど、3日間でどうしてこんなにたくさんのことができたかと思うほどのことを楽しんできました。

北川裕子さん、そして、裕子さんのお連れ合い、学習会のみなさん(上に書くことができませんでしたが、能代での最初の体験は学習会のクリスマス会参加でした)、べらぼうのあぶないご主人(ハンサムなんです。加えて、しゃべりも上手)、田端義夫・青木光一(大津担当)からビートルズ(横溝担当)までなんでもこなすバラードのマスター、熱帯植物園のきれいなお姉さんなどなど、たくさんのすてきな出会いがありました。段取りを整えてくださった、野山さん、横溝さん、どうもありがとうございました。

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