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大津由紀雄・嶋田珠巳(編著) 『英語の学び方』

更新日:2020年3月20日


昨年(2015年)7月25日に明海大学で開催した、「ひらめき☆ときめきサイエンス「英語の効果的学習法—英語が苦手な君に科学からのヒントを」(後援 日本学術振興会、浦安市教育委員会)をもとにした、『英語の学び方』が嶋田珠巳さんとの共編として、ひつじ書房から刊行されました。 http://oyukio.blogspot.jp/2015/06/blog-post.html

内容は以下のとおりです。

まえがき 第1章 英語を学ぶということ  大津由紀雄 第2章 構造を知ることが役に立つ  瀧田健介 第3章 ことばの機能からコミュニケーションを考える  高田智子 第4章 世界の英語に目を向けると、英語はもっとおもしろい!  嶋田珠巳 第5章 英語の辞書について知っておくべきこと  津留﨑毅 第6章 英語の音を心に刻む—マイメロディーを持っていますか?  小林裕子 第7章 中国学研究者からみた英語学習  遊佐昇 第8章 異文化間コミュニケーションにおける非言語メッセージの重要性  原和也 特別寄稿 口腔から考える英語学習  安井利一 あとがき

わたくしが少し長めの第1章を書いています。そこでは、英語と(読者の多くにとっての母語である)日本語を例にとって、ことばの構造と機能について、できるだけわかりやすく解説してあります。他の章には、World Englishesの視点、中国学研究者の視点、非言語メッセージの視点をはじめ、類書では取り上げていない視点も多く含まれています。また、昨年7月の集まりでもご専門の歯学の立場からの助言を下さり、参加者や付き添いの方々から大変好評だった安井利一学長による特別寄稿も特徴の1つです。

この本はかなり欲張りな目標を持っています。前書きに書いたとおり、「この本はじつに欲張りなところがあって、年齢や、いまの英語力に関係なく、英語をほんとうに身につけようとしたら、これだけは心得ておいてほしいと思われることをできるだけわかりやすく、気持ちさえあれば、中学生にもわかるようにという願いを込めて書いたもの」です。昨年7月の会は中学生(小学生も1名参加しました)向けのものでしたし、今回の原稿も中学生でも「気持ちさえあれば」読めるように工夫しました。ノートをとりながら、きちんと読めば、とてもたくさんのことが得られるはずです。また、大学生や社会人にも参考になることが数多く書かれていると考えています。 ちょっと変わった「英語の学び方」本をぜひ手に取っていただきたいと思います。

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