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末岡敏明さん追悼シンポジウム「「おもしろ言語学」を考える

更新日:2023年6月19日


【追記】開催日までまだ間がありますが、すでに定員に達しましたので、申し込みの受付を終了いたします。多くのみなさんに関心を持っていただき、ありがとうございました。


近年、言語学の研究の一端を一般人にも理解できる形で提供する試みが増加しています。その中には研究成果の単なる棚卸しではなく、楽しい知的作業を通じて、ことばのおもしろさ、奥深さ、怖さを読者が実体験することを目指したものも少なくありません。このような試みをここでは「おもしろ言語学」と呼ぶことにしたいと思います。


このシンポジウムでは「おもしろ言語学」界を代表する3人にお集まりいただき、つぎのような点について語り合いたいと思います。


1 「おもしろ言語学」の目指すところはなにか

(あ)言語学を志す知性の育成

(い)教育場面でのことばのおもしろさ・奥深さ・怖さの啓発

(う)広く一般に向けたことばのおもしろさと奥深さの啓発

(え)著者の自己満足

2 どんな素材をどう料理するのかについての技

3 (時間に余裕ができ、かつ、その流れになったら)余興として、聴衆からお題をいただき、登壇者が言語学的に料理するコーナー


参加費は無料で、どなたでも参加できますが、事前登録が必要です。上記チラシファイルのQRコードは利用できますが、画像処理しているため「こちらをクリックしてください」は使えません。以下をコピー&ペーストしてご利用ください。


【QRコードの読み込みができないようでしたら、こちらのQRコードをご利用ください。


このシンポジウムを若くして世を去った友人末岡敏明さんの追悼シンポジウムとして開催いたします。末岡さんは東京学芸大学の出身で、筑波大学附属駒場中高等学校(通称、筑駒)や東京学芸大学附属小金井中学校で英語の先生をされていました。末岡さんは優れた言語学者でもあり、東京言語研究所理論言語学講座での恩師の梶田優先生の講義に欠かさず熱心に参加していました。同時に、言語学の研究成果を教育に活用することにも強い関心を抱き、東京言語研究所の「教師のためのことばワークショップ」ではいつも参加者を末岡ワールドに導いてくれました。


末岡さんは志半ばで病に侵され、2019(令和元)年12月6日、57歳の若さで帰らぬ人となってしまいましたが、末岡さんの業績はこのシンポジウムの中心概念である「おもしろ言語学」の先駆的なものと言えます。新型コロナ感染症が一時的にせよ収束の兆しを見せているこの時期に「おもしろ言語学」の先頭ランナーたちと共に末岡敏明さんを偲びたいと思います。


多数のみなさんの参加を希望します。




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