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「英語教育・日本人の対外発信力の改善に向けて」(アクションプラン)について(その1)

更新日:2022年8月14日

2022年8月8日、文部科学省は「英語教育・日本人の対外発信力の改善に向けて」と題された「アクションプラン」を公表しました。

https://bit.ly/3duTr87


このことをネット版「教育新聞」の8月8日付の記事「英語教育アクションプラン 個別入試に予算措置、地域差解消も」という記事で知ったのですが、そのときの最初の反応は「えっ、なんでこんなタイミングで」というものでした。


さっそく、上記サイトに飛んで、その「アクションプラン」そのものを読もうと思ったのですが、なんとそこにあったのは12枚のスライドだけで、きちんと文章化された報告書の類は見当たりません。


上記の「教育新聞」の記事によると、「今年5月、末松文科相の下に省内のタスクフォースを設置し、取り組むべき事項を検討した」結果があの「アクションプラン」だそうで、それにしてはあまりにもお粗末としかいいようがありません。


しかし、「アクションプラン」公表の前後の政治状況を考えれば、ことの次第を推察するのはさほど困難なことではありません。8月10日、岸田文雄内閣総理大臣は臨時閣議で(当時の)閣僚の辞表をとりまとめ、内閣改造を行いました。結果、末松信介前文部科学大臣は留任することなく、永岡桂子氏にその座を明け渡すことになりました。しかし、旧統一教会関連の問題もあり、末松前大臣の交代はさほど意外なことではありませんでした。


となると、末松前大臣が在任中にその業績の一つとして「アクションプラン」を公表しておきたいと考えたとしても不思議はありません。だから、駆け込み8月8日というタイミングになったのでしょう。


それにしても、気の毒なのは官僚たちです。8月13日付のカナロコ(ネット版神奈川新聞)に「突然の内閣改造で4連休吹き飛び、官僚は首相に恨み節「家族で焼き肉食べるはずが…」」と題された記事が掲載されています。

https://bit.ly/3zYcmjn


この記事は内閣改造によってその後の官僚たちの生活が搔き乱されてしまう様子を取り上げたものですが、文科官僚たちは近鉄大和西大寺駅前での事件から改造に至るまでの日々も想像を絶するような生活を強いられたのではないでしょうか。しかし、正式な報告書は間に合わせることができず、12枚のスライドを以て、末松前大臣の最後の業績として公表することになったのでしょう。


ここまでで結構長くなってしまいましたので、アクションプランに対する、わたくしの反応については稿を改めたいと思います。


それにしても、5枚目のスライドに出てくる「大臣の下にタスクフォースを設置し」の「タスクフォース」というのはどんな立場の人が関与したのか、いずれ明らかにすべきことだと思います。

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