立教中学校で教えていただいた先生

最終更新: 3月20日


立教中学校で教えていただいた先生がたは例外なく、(少なくともわたくしにとって)すばらしい方々でした。 英文法と英作文を教えてくださった露木昶先生のことは以前、このブログに書いたことがあります。 http://oyukio.blogspot.jp/2011/10/obk_14.html

今回は、国語の時間に文法を教えてくださった小川孝敏先生のことを書きたいと思います。

小川先生はわかりやすく現代日本語の文法を教えてくださいましたが、第一時間目の授業のときに、こうおっしゃいました。

きみたちはノートを用意してあると思うが、表紙の裏側につぎのことを丁寧な字で書いておきなさい。そして、ノートを開くたびに、そのことばを読み直すようにしなさい。

そして、自らも、とても丁寧で、きれいな字で、つぎのことを板書なさいました。 国語はお米のご飯です。よく噛んで食べて体の養いにしましょう。 先生は少し苦笑いしながら、「お米のご飯」というのはちょっと妙に聞こえるかもしれないけれど、最近(1950年代後半)はパン食をする人も増えてきたので、念のため、「お米のご飯」としましたという趣旨のことを付け加えられました。 教えていただいたのは(振り返って考えると)橋本文法を中核とする、標準的な学校国文法でしたが、教え方にはさまざまな工夫が凝らしてありました。文法を習わなくても使える母語の文法を改めて取り上げるのは、母語である日本語をきちんと使えるようにするためであるということが実感できるような工夫でした。 小川先生に教えていただいた日本語文法と露木先生に教えていただいた英文法がじつは同じ原理に支えられているのだということに気づくのにさほど時間はかかりませんでした。 中三になって、修学旅行時の自由研究のテーマに東北方言を選んだ時も小川先生にご指導いただきました。 生物部に入っていたわたくしはそこでも小川先生のお世話になりました。小川先生が副部長をなさっていたからです。生物部の夏合宿の折、体力がなかったわたくしと年配の先生はみんなから遅れ、2人で戸隠を下山したこと、沢で飲んだ水のうまさなど、いまでもはっきりと記憶に残っています。


日本語の文法ということであれば、立教高校で、古典文法を教えてくださったのが若き日の岡崎正継先生(のちに、國學院大学教授)です。岡崎先生には自分で作文ができるようにならなければ、古典文法を身につけたことにはならないというお考えで、徹底的に鍛えられました。 文法学習とは記憶に過ぎないという考えは根本的に間違っていることを実感させていただきました。 岡崎先生は学生時代、陸上をおやりになっていたということでした。競技会(国体だったかもしれません)でころんでしまったという話はなんどかうかがったことがあります。そうそう、岡崎先生はその風貌から、「ソニー坊や」というあだ名がついていました。

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