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TCPとひつじ書房

更新日:2020年3月21日

 下の記事にありますように、TCP2009は無事終了しました。全体として、興味深い発表がたくさんありましたし、なんと言っても渡辺明さんとNina Hyamsさんの招待講演はすばらしいものでした。研究の見通しがはっきりと理解できるように構成され、加えて、丁寧に提示され、生成文法や言語心理学の知識があまりない方々にも理解できる、有益な講演でした。ちなみに、わたくしにとっては、招待講演とはこういう具合にするのだというお手本を見せてもらったという点でも有意義でした。

 今回は10回目の大会でした。第1回目から議事録Proceedingsを刊行してくださっているのはひつじ書房です。もうけになるどころか、赤字覚悟のこのような出版物に対して深いご理解を示してくださっている松本功社長、そして、松本さんのもとで意義ある学術活動支援を続けてくださっているスタッフの方々に感謝と敬意を表したいと思います。

 10回大会の機会になにか記念になるものをと思ったのですが、大会準備に追われ、十分なことはできませんでした。大会の閉会式で、松本さんと(Proceedings担当の)森脇尊志さんに花束と記念品をお贈りました。記念品は名刺入れとひつじのストラップです。

 大会の準備運営は大津研究室の面々の担当ですが、中でもAssociate Directorの村田ひとみさんにはここ数年間、ずっとお世話になりっぱなしです。今回、松本さんたちへのsurpriseの記念品を選んでくれたのも村田さんですが、その村田さんには逆surpriseをかけて花束をお贈りしました。

 そのときの記念写真がひつじ書房のブログに掲載されています。 http://www.hituzi.co.jp/

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