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日本教育学会第83回大会(名古屋大学)「AIの利活用社会における教育的価値―言語教育を中心に―」

更新日:4月18日

少し先の話ですが、2024年8月31日(土曜日)に、日本教育学会第83回大会(於 名古屋大学)の「課題研究Ⅰ AIの利活用社会における教育的価値 ―言語教育を中心に― 」に登壇いたします。新井紀子さん、亘理陽一さんとご一緒です。


わたくしをご存知の方ならよくご承知のようにわたくしは異常とも言える汗っかきですので、真夏の、しかも、名古屋での登壇にためらいの気持ちが少なからずあったのですが、新井さん、亘理さんとご一緒できるという魅力には勝てませんでした。


ハイフレックス開催で、非会員でも2,200円を支払うと参加できるようです。


詳しくは大会サイトをご覧ください。


企画趣旨 コロナ禍を推進力に数千億円が投じられた「GIGAスクール構想」に象徴・集約される形で、デジタル化が学校教育に大きな影響を及ぼしている。同時に、2022年1月には「教育データ利活用ロードマップ」も公表され、「学校教育のデジタル化の目的は、学習・教育の方法やその機会を拡張するための条件整備から、ICTによって収集、分析されるデータを軸に教育の実践と政策を再編することへと変容している」(中西ほか,2023, p.45)。このような「『データ駆動型教育』構想」を教育学はどう受け止め、何を問うべきか。 加えて、OpenAI のChatGPT登場以降、教育における生成AIの利活用が盛んに議論されるようになり、2023年7月には、中央教育審議会初等中等教育分科会デジタル学習基盤特別委員会の議論を踏まえ、文部科学省から「初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン」が策定されるに至っている。しかし現時点で、教育学の知見がここに十分反映されているか、あるいは教育学者が生成AI の特性を十分理解した上で学校教育への影響を捉えられているかと言えば、必ずしもそうとは言えないのではないだろうか。 本研究課題では、教育にもさまざまな形で関わりを持つ言語学者・数理論理学者に登壇をお願いし、とりわけ言語教育にフォーカスを当て、AIの利活用によって教育にもたらされる恩恵と、同時に顕在化が予想される諸課題を論じ、見過ごされかねない教育的価値に迫りたい。


【参考】中西新太郎・谷口聡・世取山洋介(2023)『教育DXは何をもたらすか―「個別最適化」社会のゆくえ―』大月書店


登壇者

・大津由紀雄(関西大学客員教授、慶應義塾大学名誉教授)

・新井紀子(国立情報学研究所)

・亘理陽一(中京大学)


司会

・松下佳代(京都大学)

・杉田浩崇(広島大学)

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