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教育再生実行本部の提言

更新日:2020年3月21日

自民党教育再生実行本部が提言をまとめ、そのなかに、「各大学は、検定で一定の成績をとることを受験や卒業の要件にする。高校は卒業までに全員が120点満点のTOEFLで45点、英検なら2級を――」(朝日デジタル、http://digital.asahi.com/articles/TKY201304110570.html)といったことが含まれているらしいということで、先週あたりからさまざまなマスコミがこの問題を取り上げていることはみなさんお気づきのことと思います。「含まれているらしい」ともって回った言い方をしたのは、この文章を書いている時点では、(少なくともわたくしの調べられる範囲では)その「提言」そのものが公表されていないからです。 姉妹ブログの「新浦安日記」に、あるラジオ番組で、教育再生実行本部の遠藤利明本部長と意見を交わす機会があったことについて記事を書きました。 http://otsuyukio.blogspot.jp/2013/04/blog-post_4.html そのときの模様(の一部)は下記のブログで読むことができます(書き起こしの労をとってくださった、このブログの主に感謝します)。 http://d.hatena.ne.jp/gorotaku/20130404/1365066300

その後、お前はなぜ沈黙を守っているのかと、いぶかしくお思いのかたもおいででしょう。理由は、わたくし自身の意見はきちんと述べたいが、肝心の「提言」が公表されていないので、いわば、相手がいない状態だからです。マスコミ向けには「提言」の概要のようなものが示されているようですが、それとて、そのものが公開されてはいないので、慎重にする必要があります。

そうはいうものの、このまま、世論が形成されていくのを野放しにするわけにはいきませんので、現在、同志と対策を協議中です。

そんななか、きのうの東京新聞(2013年4月14日朝刊)が「こちら特報部」という名物記事として、この問題を取り上げています。 http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2013041402000146.html 残念なことに、本文そのものはネット上で無料公開はされていません。内田樹さんの理にかなった意見、わたくしも含め、数人の研究者の(短い)意見などが掲載されています。また、同じページに、山口二郎さんの「グローバル人材」と題したコラム記事も載っています。本編とうまくかみ合った内容です。ぜひ、図書館などで、読んでみてください。

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