下に、伊藤健彦による、第5回PLT会合の簡単な報告があります。PLTはラボ国際交流財団からの受託研究で、メンバーなどについては大津由紀雄研究室のHPをご覧下さい。 http://www.otsu.icl.keio.ac.jp/
その目的などはつぎのとおりです。 「新たな学習指導要領の核になっているのが「言語力の育成」であるが、「言語力」の本質とその育成方法についての実質的な研究は皆無に等しい。本研究では、この欠落部分を埋め、言語教育の改善に資することを目的とする。 本研究の中核となる概念は「ことばへの気づき」である。わたくしたちが無意識のうちに持っている言語知識の広がりを意識化してとらえる(「メタ化」)ことにより、子どもたちに気づき行為の楽しさを実感させるとともに、言語の効果的運用が可能となる。 研究期間内に5~6 回程度の研究会を開催し、言語教育のさまざまな側面について、討議するとともに、その成果を教育実践の場に還元できるよう、できるだけ具体的な形で提言をまとめる。」
今年度は5回の会合を開きました。西新宿のラボで3回、黒姫のラボランドで1回、伊豆長岡で1回です。いずれも2日間の会合で、1日目のあと、ほぼ全員で会食、自由な雰囲気で議論が夜遅くまで続きました。この形式、けいはんなの国際高等研究所での研究プロジェクトに関わっていたときの形式をまねたものです。
今年度だけではまだ「提言をまとめる」ところまではいきませんでしたので、とりあえず、来年度まで、このプロジェクトを継続することにしました。詳細は追って報告いたします。また、研究成果を講演会などの形で公開することも考えています。
Comentarios