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「教師のためのことばワークショップ」が開催されました!

更新日:2020年3月21日

8月17日~19日、東京言語研究所・ラボ国際交流センター主催、開拓社・ラボ教育センター協賛、日本教育新聞・埼玉県教育委員会(基調講演)後援の「教師のためのことばワークショップ」が国立オリンピック記念青少年総合センターで開催されました。 大津研究室からは西浦先生、渡辺先生、藤田さん、児玉さん、五十嵐が参戦(!)いたしました。 小中高大の先生、外国の方に日本語を教えていらっしゃる先生、ことばに関心のある社会人の方など、さまざまな立場の方が一堂に会し、「ことばの教育」について真剣に考える、という企画。過去三回行われてきたこの企画ですが、第四回目である今回の特徴は①日常の授業実践に、より直接的に結びつける努力に重点を置くという意味で、これまで以上に「実践的」であったこと、②泊まり込み形式で参加者同士の交流が盛んだったこと、③基調講演と特別講演があったこと、でした。 基調講演では、尾上圭介先生(東京大学名誉教授)が「母国語の言語教育とは何か」というテーマで、国語教育における言語教育の在り方について語ってくださいました。内容もさることながら、関西弁の軽妙な語り口にも引き込まれるご講演でした。 本編では、「講義90分、ワークショップ120分(講義内容に基づいた教案づくり40分、発表10分×6グループ、話し合い・講師コメント20分)」で1セットというプログラムが初日に1回、二日目に2回、合計3回行われました。 講義を担当してくださった先生は、講義順に杉岡洋子先生(慶應義塾大学)、本間猛先生(首都大東京学)、西山佑司先生(明海大学)で、それぞれ順に、「語形成」、「文字と音の関係」、「存在表現(『無いものは無い』など)」について取り上げられました。 二日目の夜には、「教材コンテスト」があり、6チームがそれぞれの教案を基に模擬授業を行いました。寸劇あり、小道具ありの工夫された授業ばかりで、本当に生徒になった気分で楽しみながら学ばせていただきました。(私も模擬授業をやらせていただいたのですが、自分の授業については散々な出来だったと反省しています。緊張しすぎました。汗) 最終日の特別講演では、田尻悟郎先生(関西大学)が「ことばを味わう授業」というテーマで、ご自身の授業実践を基に英語教育についてお話し下さいました。テキストの効果的な提示方法や授業中の生徒のリアクションなど、具体的かつ実践的な内容で、学校現場にいらっしゃる先生方からは「二学期からの授業計画を立てる上で、早速活用でき、非常に参考になるお話だった」という声をお聞きしました。 閉講式のあとも、熱気冷めやらぬ雰囲気で、講師の先生方への質問や受講者同士の議論が尽きることはなく、みなさまの「熱さ」に圧倒されるばかりでした。意識の高い方々に囲まれて、三日間、非常に充実した時間を過ごさせていただきました。ワークショップで出会ったみなさまには本当に感謝しています。これからもみなさまとともに「ことばの教育」について考え、理解を深めてまいりたいと思います。ありがとうございました。 ※追記:ちなみに、三日間とも夜に懇親会があり、そちらの方にも参加させていただきました。大変楽しく、みなさまとの交流の機会を得られて良かったのですが、よく考えてみると三日連続ってすごいことですよね。






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