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中締め講義(言語教育編)の資料掲載

更新日:2020年3月21日

先日お伝えした通り(大津研ブログ 2013年1月13日)、1月12日に「中締め講義~言語教育編~」が、慶應義塾大学三田キャンパスにて行われました。定員200人の会場が満席になるほどの盛況ぶりでした。




講義・シンポジウムの中で、大津由紀雄先生、松井孝志先生、亘理陽一先生、柳瀬陽介先生がお使いになった投影資料とハンドアウトを掲載致します。







✧松井孝志先生   投影資料 ハンドアウト


✧亘理陽一先生   投影資料 ハンドアウト

✧柳瀬陽介先生   投影資料 ハンドアウト



ここでは、これらの資料には記載されていない、第四部のシンポジウムの内容の一部をご報告致します。


 第四部では、「大津言語教育論が実践にどのように貢献できるのか」ということに関して、議論が行われました。大津先生、指定討論者の先生方の間で、合意が得られたこととして、「理論が実践に直接結びつく訳ではない」ということが挙げられると思います。

 理論を構築する際には、現実世界で関わってくるいくつかの要因が捨象されます。例えば、理科の授業で出てくる、「等速直線運動」の理論は、現実に生じる摩擦の影響が捨象されています。大津言語教育論においても、発達の個人差や家庭環境などが捨象されています。現実世界で関わってくる要因のいくつかを捨象してしまっているので、現実世界を扱う実践と直接結びつけることはできません。理論を実践に結びつけるためには、橋渡しが必要です。

 今後、「どのように理論と実践の橋渡しをするのか」ということが重要になってくると思います。この橋渡しの作業には、先生方が実践を通じて蓄積してこられた知恵が必要です。理論を構築する研究者と、実際の教育に携わる人々が、お互いの活動に目を配り、協力していかなければならないということを改めて認識しました。


今回の講義のために、遠方からお越し下さった指定討論者の松井孝志先生、亘理陽一先生、柳瀬陽介先生、本当にありがとうございました。

また、ご来場いただいた皆様、全国各地から足を運んでいただき、どうもありがとうございました。中締め講義~認知科学編~(1月26日)にも、ぜひお越し下さい。


大津研究室一同


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